江戸前おさかな研究会
活動主旨
この団体で重要視しているのは食です。
今、江戸前の市民は環境と暮らしにくい状況です。
海岸線は直立護岸に覆われ遊び場も少なく
昔のように自らおかずを調達しに海に行くこともありません。
首都圏の生活排水は川を伝って東京湾に流れています。
それが微生物の栄養となり、それを多毛類やエビやカニなどが食べて
それを魚や鳥が食べて育っています。
東京湾にはたくさんの生き物がいますが
巡りめぐって皆さんが育てているのです。
東京湾の水産物を食べることは
資源循環的にも良いことです。
また輸送で排出する二酸化炭素も軽減できるし
食料自給率もあげることができますので
環境的にも良いのです。
東京湾の水産物を食べて東京湾の食物連鎖の一員となり思う環境があると思います。
様々な年代にお魚授業していて気づくのは
小学生と大人の東京湾の知識はあまり変わりません。
それもあたりまえのことかもしれません。
なぜなら学校で習うこともないですし親も知らないからです。
近くて遠い東京湾。
この場で皆様の東京湾の知識を共有してより深め、また多くの人に発信ができたらと思っています。
代表 山本浩司
5つの活動
1
4
海洋教育
子供たちは前浜東京湾について知りません。
近くて遠い東京湾。
子供と大人も東京湾は馴染みのあるものではないのです。
保育園や小学校でお魚授業をしに行きます。
内容としては実際魚に触れてみたり、環境の紙芝居をして知ってもらったり、お絵描きしてもらったり、魚の名前覚えてもらったり。伝える事はシンプルです。
2
江戸前の海を食べる会
様々な東京湾の海の生物を食べます。
食べてみて分かる事(味の変化)や
料理の過程でかいま見る内脂肪量や胃内容物、精巣や卵巣などの成熟度
はリアルな生物の実態の解明になります。
会員の皆さんにも即席で料理してもらうこともあるかもしれません。
まずくても構いません(笑)きっかけです。
皆様の料理のインスピレーションになればいいと思っています。
3
調査クルージング
東京湾の今について知る機会。
なるべく多の人を海に連れて行きたいと思います。
現場に行くことが最も最先端でリアルな東京湾の姿を知る機会であり重要だと思っています。
生物採集、種同定、調査テーマ共有。
皆様の調査のお手伝いをできたらと思います。
5
展示会
イベントなどでタッチプールや活動報告を行います
東京湾の魚の展示を行い触れる機会や知る機会を設ける。
江戸前おさかな検定
これは先の話しになると思いますが。
海は常に変化していて昨日でも今日は違います。
刻々と変化する東京湾を捉えリアルな東京湾の知識の底上げが狙いです。